プログラム:A-1

提供: Wikimedia Conference Japan 2009
2009年11月9日 (月) 02:03時点におけるNinomy (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

このページはクリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本の下で利用可能です。

このページの著作者は當山日出夫、吉川仁、三宅なほみ、Ks aka 98です。詳しくはライセンスをご覧ください。

ディスカッション:ウィキペディアと「学び」

発表者
當山日出夫(立命館大学)
吉川 仁(京都大学)
三宅なほみ(東京大学 大学発教育支援コンソーシアム推進機構)
User:Ks aka 98
時間
13:00 - 14:50
概要
少しずつではありますが、学会のプロジェクトとしてウィキペディアを編集する、または大学の授業でウィキペディアを使うという動きが生じています。ウィキペディアの外側で、ウィキペディアを参照しながら辞典を作ろうという動きもあります。ある分野、あるいは教育の専門家たちは、ウィキペディアに何を期待し、何を求め、何を得ようとしているのでしょうか。
専門家がウィキペディアで編集しようとすると、誰でも編集できるウィキペディアと、学術的な世界の慣行との違いが、時には混乱や衝突を生むかもしれません。ウィキペディアの発展のためには、その違いを互いに理解し、共存していかなければなりません。
ウィキペディアは、他の編集者と協調しながら、資料を読み、中立性を保ち、わかりやすい文章を書くという、自発的な「学び」の場所でもあります。そこでは、学術情報へのアクセスや、学問の手法をも学んでいくことになるでしょう。そうしたウィキペディアンの知の集積で、一線級の研究者が執筆する既存の百科事典を超えることはできるのでしょうか。それには、どうすればいいのでしょうか。ウィキペディアンの「学び」は、最高学府の「学び」と、どのように関係付けられるのでしょうか。
実際の「ウィキペディア体験」の話をうかがいつつ、ウィキペディアと学問の世界の溝を埋め、違いを明らかにし、共存することで見えてくる可能性を探ろうということで、このディスカッションを企画しました。