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2009年10月31日 (土) 01:19時点における版

ライセンス不明

辞書・事典とは何か―その体系性・網羅性・信頼性を求めて―

発表者
長尾真(国立国会図書館長)
時間
11:00 - 12:00
概要
辞書・事典は人間のもつ概念の体系的表現である。辞書は我々が使う言葉の体系であり、事典はそれ以外の各分野の対象についての説明である。辞書や事典をどう構成するかは辞書学(lexicography)であるが、その構成要素である語の内容は語い論(lexicology)による。後者の中心的課題は意味をどう表現するかにある。直接的には内包的定義と外延的定義があり、語は常にあいまいさを伴うため、この双方で記述することが必要である。間接的には語と語の種々の関係性によって記述する。そのとき類似概念の2つの語についてはどこに違いがあるかを明確にすることが大切である。
Wikipediaのような事典の場合には特に記述の正確性が問題になる。これは語と語の間の関係性のチェックをするとともに、(電子図書館の)複数の図書・資料にあたる等の作業をすることによって、事典の信頼性確保に努めることが必要である。こういったプロセスの(半)自動化が望まれる。